太陽光パネルの廃棄費用は、住宅用か産業用かで大きく異なります。
両者の違いを理解することで、より正確な費用を把握し、適切な処理業者を選ぶことができます。
住宅用と産業用の違い
規模と出力:
- 住宅用: 10kW未満。屋根に設置されることが多く、システムが比較的小規模です。
- 産業用: 10kW以上。大規模な土地や建物の屋根に設置され、システム全体が大規模になります。
法的な違い:
- 住宅用: 家庭から出るごみとして扱われる場合が多いですが、パネル自体は一般ゴミとして廃棄できません。
- 産業用: 産業廃棄物として、法律に基づいた適正な処理が義務付けられています。
廃棄費用を比較
項目 | 住宅用 | 産業用 |
撤去費用 | 比較的安価 屋根上の作業が主で、規模が小さいため。 | 割高 大規模な作業となり、専門的な重機が必要な場合があるため。 |
運搬費用 | 安価 運搬するパネルの量が少ないため、小〜中型のトラックで済む。 | 高価 大量のパネルを運搬するため、大型トラックや複数台が必要。 |
リサイクル費用 | 安価 パネルの数が少ないため、処理費用も安くなる。 | 高価 大量のパネルを処理するため、処理費用も高額になる。 |
総額相場 | 15万円〜30万円 | 1kWあたり1万円〜3万円 |
※注意: 上記の費用はあくまで目安です。リサイクル施設の場所や、設置状況によって費用は大きく変動します。
まとめ
住宅用はDIYでの撤去を考える方もいますが、感電や落下のリスクが高いため、必ず専門業者に依頼しましょう。産業用は、FIT制度の積立金制度を理解し、法律に沿った適正な処理を計画的に進めることが重要です。
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